年度末、求職者が殺到 ハローワーク金沢、窓口2時間待ち
定年退職や雇用契約切れが増える年度末に向け、石川県内の職安に早くも求職者が殺到している。金沢市鳴和1丁目のハローワーク金沢では相談窓口が2時間待ちの混雑ぶりで、職員からは「年度替わりは例年忙しいが、今年は異常」との声が上がる。県内の今年度の雇用保険失業給付は6年ぶりに100億円を超えた。有効求人倍率が改善傾向とはいえ、現場の実感は乏しく、雇用の「春」到来はまだ先になりそうだ。 例年、年度末に定年を迎えたり、雇用契約の期間満了を迎える人が多いため、職安は4~6月が混雑のピークを迎える。しかし、今年は3月から早々に混雑に拍車が掛かっている。 ハローワーク金沢では求人検索パソコンの利用者が3月に入り、1日900人を超える日が続いている。土曜日に訪れる人も多く、6日は職員が対応する職業相談窓口が2時間待ちとなった。5人の相談員は休憩はおろか、昼食もまともに取れない忙しさのため、同所では今週末から、土曜の相談員を1人増やして6人体制とすることを決めた。昨年4月の土曜開庁開始以降、初めての措置という。 雪に見舞われた9日も検索パソコンの利用者は780人に上り、終日、順番待ちの人が絶えなかった。 1月以降、15社の面接を受けたという金沢市の男性(29)は、希望している製造業の仕事が見つからず、「粘り強く探すしかない」と寂しげに語った。別の男性(67)は1月末、勤務先の営業所廃止に伴い失業した。年金は受け取っているが、夫婦2人の生活は厳しいという。「48年勤めて、残った人生がこんなにわびしいなんて…。何とか仕事を見つけたい」と求人リストを握り締めた。 ハローワーク金沢の岩池明業務第1次長は「求人登録をせず、求人ナビを利用するなど『隠れ求職者』も多い」と指摘し、有効求人倍率の数値以上に雇用の実態は厳しいとみられる。体が動くならマックとかコンビニで働くと食うものには困らなかったりするぜ。
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